PERFORMANCE OF CONCRETE HOUSING工法&性能 - コンクリート住宅の性能

鉄筋コンクリートが創る未来

生涯の生活設計や社会のしくみが長寿命化をベースにしたものへと転換する中、
住宅も長きにわたって住み続けられることが求められています。
また、地球環境保全のためにも、限られた資源の有効活用が必要です。
多くの資源を海外に依存する日本においては、なおのことスクラップアンドビルドから
脱却し、大切な資源を長く利用することが求められます。

いつまでも基本的な住まいの快適性を失うことなく、ひとつの家を長く使う。
そんなこれからの住宅とお客様の未来のために、私たちが選択したのは
鉄筋コンクリートの家です。

鉄筋コンクリート住宅がもっと増えたらさらに社会が豊かに…。

  • ●都市部の不燃化が進みます。
  • ●地震などの災害にも被害が抑えられます。
  • ●家を代々住み継ぐ、あるいは将来高値で売ることができるので豊かな人生設計が立てられます。
  • ●長く住む——それは産業廃棄物を出さず環境保全にも寄与することになります

鉄筋コンクリートの性能1耐震・耐火性能Earthquake-proof Performance & fire resistance Performance

地震に一番強い構造は壁式鉄筋コンクリート住宅です。

地震時には様々な方向から強い力が加わります。一般的な木造住宅や鉄骨造の場合、その外力が柱や.接合部に集中してしまい吸収できずに建物全体が変形してしまう可能性があります。

しかしエムオーハウスの壁.式鉄筋コンクリート構造は、一体化した六面体で構成されているため、外力を面で吸収・分散します。鉄筋コンクリート自体が重量のある剛構造なので揺れも少なく、優れた耐震性を発揮します。

都市の住宅密集地でも安心して暮らせる耐火性能。

鉄筋コンクリートは、躯体の主要構造部そのものが不燃材料です。建築基準法の構造区分で、もっとも火災に強いとされる「耐火構造」に区分されています。その強さは1000℃の炎に2時間さらされても燃えることがなく強度も低下しません。

一方木材は260℃で発火を始め、もちろん1000℃に達するまでに崩壊してしまいます。鉄骨造も一見炎に強そうですが、鉄骨自体は450℃から変形が始まり、900℃で崩壊してしまいます。

建材で気になるのが火災時に発生する燃焼生成物の毒性ですが、鉄筋コンクリート住宅に使われるEPS断熱材は不完全燃焼する時に黒い媒(炭素粒子)が発生するため、悪いイメージを持たれやすいのですが、急性毒性を示す塩化水素やシアン化水素の発生はありません。

台風・雷・竜巻、さまざまな
災害にも強さを発揮。

日本は、台風、竜巻、地震と、様々な自然災害が国土を襲います。特に台風は年間平均2〜3個が上陸し、川の氾濫による浸水、強風による家屋の倒壊など毎年大きな被害をもたらします。鉄筋コンクリート住宅は、風圧力に対しても優れた耐性を発揮します。
鉄筋コンクリート住宅は、自然災害の多い日本において、最も適した建物といえるでしょう。

防災まちづくりにコンクリート建物は
期待されています。

密集した都市部での火災は広範囲に延焼し、住民や建物に大きな被害をおよぼす可能性があります。近年、大都市を中心に、不燃化促進事業の一環として耐火建築物(鉄筋コンクリートや鉄骨造)などへの建替えを積極的に奨励しています。火災が発生しない、発生しても延焼を最小限にくい止めることのできる燃えないまちづくりのために、コンクリート住宅は大きな役割を担っています。

鉄筋コンクリートの性能2耐久性能Endurance Performance

経年変化の少ない断熱材でいつまでも変わらない性能。

エムオーホームの鉄筋コンクリート住宅に使用される断熱材は50年以上経過してもほとんど劣化することなく、その性能を持続します。ちなみに木造住宅等で使用されるグラスウール(ガラス繊維系断熱材)は、壁内部で水分を吸収し、カビが発生したり収縮してしまったりして、著しく断熱性能が低下する場合があります。水分に弱いというのが、繊維系断熱材の弱点です。

また、鉄筋コンクリート住宅の断熱材は隙間なく連続して張り込めますが、一般木造は断熱材の入らない部分ができてしまい、熱橋を作ったり、隙間が出来たりして、気密・断熱性能が低下してしまいます。

建物の一生にかかるお金を考えると
鉄筋コンクリート住宅が有利です。

住まいの長寿命化は、様々なメリットをもたらします。
第一に、建替えサイクルが長くなるので、資源の節約、産業廃棄物の削減が実現し、地球環境の保護に貢献することができます。
第二に、長寿命住宅は資産価値が長期にわたって維持できるので、将来の資産活用(担保・賃貸化等)が可能になります。
第三に、次世代に継承することで、子や孫が住宅ローンなどから開放されたゆとりある生活設計が実現できます。

腐食・シロアリ被害を受けない
鉄筋コンクリートの耐久性。

木材は長く湿度の高い状態に置かれると、カビが発生したり、腐食したりして建築当初の強度を保つことが出来なくなります。また、シロアリの発生が深刻な場合もあります。一方、鉄筋コンクリートは、腐食することもシロアリの餌食になることもありません。特にエムオーホームの鉄筋コンクリート住宅は、断熱材とコンクリート躯体の間に隙間が無いため、目に見えない壁体内での結露やカビの発生は極めて少なくなります。

鉄筋コンクリートの性能3遮音性能Interception Performance

コンクリートのように比重の大きい物質は遮音性能が優れています。

遮音とは文字通り外部からの音を遮ることですが、音に対しては、基本的に重い(比重が大きい)材料ほど遮音能力が高くなります。

鉄筋コンクリート住宅の壁厚は150〜180。1平米当り400超の重量がありますので、他の構造(材料)と比較して遮音性能の面で非常に優位ということができます。